コース紹介
子どもたちに音楽の楽しさを伝え、豊かな感受性を育むための指導を適切に行える保育者を目指しています。保育、教育、文化、福祉、医療などさまざまなジャンルで活躍できる人材を育成しています。
【1年・2年次】
基礎となる保育の意義、子どもを取り巻く社会について学びながら豊かな音楽環境の中で、耳・目・身体でリズム、ハーモニー、フレーズを感じ、自らの音楽性を高めていきます。
【3年次での実習】
保育所、幼稚園、そして乳児院や児童福祉施設などで実習をします。
大学で得た知識と技術を生かして園児・入所児童への援助を行います。
現場ではさらに多くの知識や技術の修得とともに乳幼児期の重要性と素晴らしさを体感します。
保育実習、幼稚園実習、施設実習
【4年次での実習】
3年次での実習体験を生かして幼稚園、保育所でもう一度実習をします。この実習を経て4年次では現場で通用する幼稚園教諭・保育士へと成長します。
そして、実習後にはいよいよ就職先を決めることになります。
保育実習、幼稚園実習
※こども学科では音楽学科の教員が行う実技の個人レッスンを受けることができます。
(別途履修費が必要です。)
【すべての実習終了】
STAGE
多くの仲間たちとステージ経験に取り組みます。
こども学科の履修科目
主な授業科目
●合奏
子どもたちにとって大事な表現力や協調性を、合奏でどのように引き出していくのか。合奏指導の進め方等を、模擬授業として体験し、現場で則実践できるようにします。
さらにアコーディオン演奏についても学びます。
●声楽
歌うことの基本である呼吸法、発声法を学びます。たくさんの童謡、唱歌にふれながら、歌詞を理解し、それに合った表現を工夫する力も身につけます。
●マーチング指導法
音楽的・体育的・精神的・社会的な教育効果が考えられるマーチングについての基本動作やコンビネーションを体得し、コンテの書き方、実技指導法を修得します。
●保育の心理学
子どもの心身の発達と保育実践について理解し、保育における発達援助について学びます。
●リトミック
リトミックとは、エミール・ジャック=ダルクローズ(スイスの作曲家・音楽教育家)によって考案された音楽教育法の一つです。音楽のもつ様々な要素を感じ取り、動きを通して心と身体の調和を促したり、音楽的なセンスを培ったりしていきます。
●こどもの体育
乳幼児期における運動あそびの意義や重要性を、発育発達に応じた具体的な実践を通して学び、深めていきます。また、保育者を目指す学生自身の習熟度も図ります。
取得可能資格
- 幼稚園教諭一種 ※1
- 保育士資格
- 全国音楽療法士養成協議会認定「音楽療法士2種」 ※2
- 社会福祉主事任用資格 ※2
※1 2012年に成立した「改正認定こども園法」では「幼保連携型認定こども園」の職員となる「保育教諭」は、幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方が原則として必要になります。本学では同時に2つの資格が取得可能です。
※2 保育・教育の現場においてより音楽・福祉の専門性を生かした保育内容の提供ができます。
卒業後の進路
本学では保育士と幼稚園教諭の資格が同時に取得できるので8割は公私立の保育所・幼稚園・認定こども園や企業内保育所などに就職していきます。また本学では音楽療法士2種の資格も取得できるので、施設や病院内の保育者も就職の選択肢に含まれます。