佐藤 美香 SATO MIKA
職名
客員教授
担当学科・コース
音楽学科
担当授業名
ピアノ
プロフィール
大阪府交野市生まれ、4歳よりピアノを始める。1987年、第41回全日本学生音楽コンクール西日本大会中学校の部第1位。桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学ソリスト・ディプロマ・コース入学。1994年よりフランス国立パリ高等音楽院に留学。1997年に同学院を全教授一致の1等賞、あわせてブルショロリー賞を受賞して卒業。1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクール(モスクワ)に出場、ファイナルに残りディプロマを受賞。同年、ロン=ティボー国際コンクール(パリ)にも出場し、モファ賞(最優秀ショパン演奏賞)を受賞した。2000年、第14回ショパン国際ピアノ・コンクール(ワルシャワ)では、日本人最高位となる第6位入賞を果たし、大きな注目を集める。2001年4月、第27回日本ショパン協会賞を受賞。これまでにヨーロッパ、アメリカ、モロッコ、日本各地でのリサイタルや室内楽のコンサート活動を行っており、アルノルド・カッツ指揮/ロシア国立交響楽団、アントニー・ヴィット指揮/ポーランド国立放送交響楽団、カジミエシュ・コルド指揮/ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、タデウシュ・ストルガラ指揮/ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、群馬交響楽団、九州交響楽団、京都市交響楽団といったオーケストラと共演。また、パリ、およびドゥシニキ(ポーランド)のショパン音楽祭に招かれた他、アヌシー(フランス)での出演や、ガミング(オーストリア)でのコンサート、オーヴェール音楽祭(フランス)出演のほか、サル・ガヴォー、サル・コルトー(パリ)、モスクワ音楽院大ホール、ワルシャワ国立フィルハーモニーホール、王子ホール、カザルスホール、浜離宮朝日ホール、紀尾井ホール、津田ホール、東京芸術劇場、東京文化会館、いずみホール、京都コンサートホールなどの内外の著名なホールに出演し、圧倒的なスケール感、卓越した楽曲構成力、鮮やかなテクニックで聴き手を魅了して、大きな成功を収めた。2015年10月には、ウィーンフィル首席チェリスト タマーシュ・ヴァルガとのツアーで、東京や大阪などでリサイタルを行った。音楽の友誌では、「相対する佐藤美香のピアノも、対等に渡り合う熱演を繰り広げた。後半演奏したドビュッシー「ソナタ」でも、音色も表現もなかなか洒脱で、その幅広い表現力に感心した」と、絶賛された。2016年5月には、九州交響楽団とストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」で共演し、存在感を示した。2017年6月にはウィーンフィル首席ヴァイオリニスト アルビナ・ダナエローヴァとの共演で、福岡・愛知でリサイタルを行った。2003年6月にはウィーンとグラフェネクにてリサイタルを行った。またリサイタルの直後にウィーンでオール・ショパンによるレコーディングを行い、2004年8月にカメラータ・トウキョウ『マイ・フェイヴァリット・ショパン』と題し発売、「しなやかなタッチと温かみのある音色」と各方面から好評を得た。2007年には2枚目となるソロ・アルバム『ヴィルトゥオージティ オブ オペラ・パラフレーズ』(カメラータ・トウキョウ)を発売した。これまでに竹内美知子、パスカル・ドヴァイヨン、ジャック・ルヴィエ、井上直幸、御木本澄子、竹内啓子の各氏に師事。