建学の精神
「九州から音楽文化を発信する」を建学の精神として、次の4つの基本理念を掲げています。
- 「音楽芸術の真理の探究」
- 「創造性豊かな心を持つ人間形成」
- 「地域社会の音楽文化の発展に寄与する人材育成」
- 「福祉の進展に寄与する有為な人材の育成」
教育方針
ディプロマポリシー
≪音楽学部≫
下記の資質・能力を修得し、それらを総合的に活用できる人に学位(学士)を与える。
(学びに向かう力、人間性)(生涯学習)
1 音楽、文化、社会に対して、さまざまな角度から関心を持ち、生涯にわたって、自主的、自律的に学修することができる。
(知識)
2 音楽、文化、社会についての幅広い知識を身につけている。
(思考・判断)
3 音楽を通してものごとを多様な観点からとらえ、課題についてさまざまな角度から考察し、適切な判断をすることができる。
(技能)
4 音楽の実践的技能を身につけ個性豊かな表現や独創的な創作ができる。
(表現)
5 音楽に関する研究や調査の結果を、文章や創作物、演奏という形で表現できる。
(社会参加の意識)
6 大学で学んだことをもとに、地域社会の音楽文化の発展や福祉の進展に寄与する態度をもつ。
<音楽学科>
下記の資質・能力を修得し、それらを総合的に活用できる人に学位(学士)を与える。
(学びに向かう力、人間性)(生涯学習)
1 音楽、文化、社会に対して、さまざまな角度から関心をもち、よりよい音楽表現を求めて、自主的、自律的に学び続けることができる。
(知識)
2 音楽、文化、社会を関連づけて理解し、専門分野に関する知識を身につけている。
(思考・判断)
3 音楽を通してものごとを多様な観点からとらえ課題解決に向かって、他者の意見を取り入れながら自らの考えを深め、適切な判断をすることができる。
(技能)
4 専門分野における確かな基礎力を身につけ、実践の場で活かすことのできる幅広い技能を備え、創造性豊かな表現や創作ができる。
(表現)
5 音楽に関する研究・調査の結果を踏まえ、自らの思いや意図・構想を専門分野の技能を用いて、内容が相手に伝わるように表現できる。
(社会参加の意識)
6 大学で学んだことをもとに、地域社会の音楽文化や福祉に関心をもち、積極的に社会貢献をしようとする態度をもつ。
<こども学科>
下記の資質・能力を修得し、それらを総合的に活用できる人に学位(学士)を与える。
(学びに向かう力、人間性)(生涯学習)
1 音楽、文化、社会などさまざまな角度から保育・幼児教育について関心をもち、自主的、自律的に学び続けることができる。
(知識)
2 保育・幼児教育に関する専門的な知識とともに音楽、文化、社会などこどもの豊かな成長・発達に必要な幅広い知識を身につけている。
(思考・判断)
3 音楽を通してものごとを多様な観点からとらえ保育・幼児教育における課題について深く思考し適切な判断をすることができる。
(技能)
4 こどもの成長・発達を正しく理解し、個に応じた創造性豊かで適切な援助ができる技能を備えている。
(表現)
5 保育・幼児教育や音楽に関する研究・調査の結果を踏まえ、コミュニケーション力やパフォーマンス力を備えた豊かな表現ができる。
(社会参加の意識)
6 大学で学んだことをもとに、こどもを取り巻く社会や福祉に関心をもち、積極的に社会貢献をしようとする態度をもつ。
カリキュラムポリシー
≪音楽学部≫
卒業の認定に関する方針に掲げる資質・能力を育成するために、下記の方針に従って、教育課程を編成・実施する。
1 「基礎科目」「展開科目」「発展・応用科目」の3種類の科目群を配置する。
2 専門実技科目や教養科目の他に「教職に関する科目」「音楽療法に関する科目」「保育士養成に関する科目」を配置する。
3 演奏会、発表会および社会貢献活動などを自主的、主体的に計画・運営する機会を多く設ける。
<音楽学科>
卒業の認定に関する方針に掲げる資質・能力を育成するために、下記の方針に従って、教育課程を編成・実施する。
1 「基礎科目群」「展開科目群」「発展・応用科目群」において個性豊かな表現や個に応じたきめ細やかな教育、音楽を用いた効果的な対人援助ができるような内容を編成する。
2 音楽性を高め、豊かな人間性を培う実技科目や教養科目とともに、指導者、対人援助者としての確かな専門性を身に付けるために、「教職に関する科目」「音楽療法に関する科目」を配置する。
3 音楽性や専門性を伸ばし、社会貢献の意識を高めるために、演奏会や発表会及びメディアや教育・療法の現場などでの多様な活動の場を設定する。
<こども学科>
卒業の認定に関する方針に掲げる資質・能力を育成するために、下記の方針に従って、教育課程を 編成・実施する。
1「基礎科目群」「展開科目群」「発展・応用科目群」において個に応じたきめ細やかな保育援助ができるような内容を編成する。
2 音楽性を高め、豊かな人間性を培う実技科目や 教養科目とともに、保育者としての確かな専門性を身に付けるために、「教職に関する科目」「保育士養成に関する科目」を配置する。
3 音楽性を伸ばし、社会貢献の意識を高めるために、演奏会や発表会及び保育現場などでの多様な活動の場を設定する。
アドミッションポリシー
≪音楽学部≫
以下のような人を入学者として受け入れる。
1 音楽を愛好し、社会における音楽の必要性や重要性を理解している人
2 自らの意志で行動し、自主的・自律的に学修することに意欲のある人
3 高等学校までの学習課程で、身につけなければならない基本的な知識・技能を身につけている人
4 大学での学修を通して、専門的な知識・技能、高度な思考力・表現力を修得することに意欲のある人
<音楽学科>
以下のような人を入学者として受け入れる。
1 音楽文化を探求し、音楽のよさ、美しさを伝える ことに関心や意欲のある人
2 音楽美を探究したり、音楽を用いて人と関わった りすることに、意欲をもって自ら学ぼうとする人
3 高等学校までに習得する基本的な知識・技能や音 楽に関する基礎的な知識・技能を身につけている人
4 大学での学修を通して、次の力を習得することに 意欲のある人
①音楽表現や音楽教育・音楽療法に関する専門的な 知識・技能
②深く思考し的確に判断する力
③思いや意図を音や音楽、言葉を使って的確に表現 する力
<こども学科>
以下のような人を入学者として受け入れる。
1 こどもの音楽文化を探求し、音楽の楽しさを伝えることに関心や意欲のある人
2 こどもが好きで、こどもと関わることに意欲をもって自ら学ぼうとする人
3 高等学校までに習得する基本的な知識・技能を身につけている人
4 大学での学修を通して、次の力を習得することに意欲のある人
①保育に関する専門的な知識・技能
②深く思考し、的確に判断する力
③音楽や身体表現、言葉を使って豊かに表現する力
アセスメントポリシー
平成音楽大学においては、3つのポリシーに基づき教育の質の保証と不断の改善に取り組むために、次表のように、機関レベル・教育課程レベル・授業科目レベルの3段階で学生の学修成果等を査定・評価し、検証する方法を定める。 1 機関レベル 学生の卒業・修了率、休・退学率、卒業・修了後の進路決定状況、各種アンケート調査結果から、学修成果の達成状況を検証する。 2 教育課程レベル 所定の教育課程における卒業要件達成状況(単位取得状況、GPA・成績分布状況、卒業研究等)、資格取得状況等から、学修成果の達成状況を検証する。 3 授業科目レベル シラバスに示された到達目標に対する評価及び授業評価アンケート結果等から、授業科目毎の学修成果の達成状況を検証する。 |
段階 | 入学段階 アドミッションション・ポリシーを満たすかどうか |
在学中(単位認定) カリキュラム・ポリシーに則って学修が進められているかどうか |
卒業時(卒業後) ディプロマ・ポリシーを満たす人材になったかどうか |
機関レベル | ○各種選抜試験 ○調査書等の記載内容 ○面談、志願理由等 |
○退学率 ○休学率 ○学生生活満足度調査 ○コンクール等参加・成績 状況 ○課外活動状況 |
○学位授与数 ○卒業・修了率 ○就職状況 ○学生生活満足度調査 ○卒業年次生意識調査 |
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教育課程レベル | ○GPA ○単位取得状況 ○成績分布 ○集積状況 ○学修ポートフォリオ ○授業評価アンケート ○学生生活満足度調査 ○コンクール等参加・成績 状況 |
○学位授与数 ○GPA ○単位取得状況 ○卒業演奏・卒業研究・卒業論文 ○資格・免許等取得状況 ○学修ポートフォリオ ○学生生活満足度調査 |
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授業科目レベル | ○成績評価 ○単位取得状況 ○科目合格状況 ○成績分布 ○出席状況 ○授業評価アンケート |
特色
「九州から音楽文化を発信する」ことを目的として開学した熊本音楽短期大学29年目を迎えた平成13年(2001年)、「音楽に関するより深い専門教育を受けたい」というニーズに応えるために4年制大学への改組を決めました。これにより九州唯一の音楽単科の大学である「平成音楽大学」の誕生となりました。
現在の学部構成は音楽学部音楽学科、音楽学部こども学科の一学部二学科。
音楽学科内は二つのグループに大別されます。ひとつは個人指導を中心に演奏家及び指導者を養成する演奏表現専攻(ピアノコース、管弦打楽コース、声楽コース)。もうひとつは、演習形態で音楽家を養成する音楽文化コミュニケーション専攻として、クラシック曲だけでなく幅広いジャンルの創作(作曲・編曲等)、音楽制作ができる作曲コース、ミュージックパフォーマンス、電子キーボードコース、ミュージック&ビジュアルコース、音楽を幅広く学ばせながら教育者として養成する音楽教育コース、心に障がいを持つ人や高齢者等への音楽療法を行う専門家を育成するための音楽療法コースを置きます。
本学の特徴としては、クラス授業は少人数制をとり専門実技や副科実技(専門に次ぐ科目)においてはマンツーマンの個人指導を実施しています。
また、平成17年度より設置した「幼児音楽教育学科」では、音楽の専門性を持った保育士・幼稚園教諭の育成を行い、平成21年3月に初めての卒業生を輩出。福祉の進展に寄与する人材の育成にも励んでいます。
平成24年度からは「幼児音楽教育学科」を「こども学科」と改称し、保育面でのカリキュラムがより充実しました。また、学費の減額や入学試験を音楽実技以外の試験で行うことにより、より多くの方に門戸を開いています。
平成音楽大学のロゴマークについて

また、赤の中から光を浴びながら飛び出した黒の円形は個性と信念を 表しています。本学で努力と研鑽を重ねた学生たちが社会の様々な 分野で活躍するイメージです。
また、黒の円を球形にすることで、音楽の可能性を過去に捕らわれるこ となく、多面的に探求する心を表しています。 そして、赤いエネルギーの中から、個性あふれる創造性が核となって生 まれてくる。常に未来を見据えて躍動する場、 平成音楽大学のシンボルとして策定しました。